ねたあとに、のねたあと/大物アーティスト(鼻が)

  • こんにちは。sakaiです。「ねたあとに、」#002もあと一週間に迫ってまいりましたが、お知らせがふたつ。悲しいほうと楽しいほうと。

まずは悲しいほう。
DUBでHOUSEでHIP HOPでDrum 'n Bassで……というアングラなダンスビートを自在に操るターニーと、朗読とダウンビート/自然音/J-POP/etc.をテクニック無視でミックスするsakaiという、およそ地域のニーズと無関係に好き勝手にプレイする二人のDJのイベントに、快く時間と場所を提供くださっていた「音奏deBAR Black B-luck」さんが、残念ながらもうすぐ閉店になるとのこと。
たった2回でしたが、Black B-luckさん、ありがとうございました。
もちろん、来週のイベントは、Black B-luckで予定通り行われますが、そのあと、「ねたあとに、」はしばしお休みになりそうです。
でもぼくらはやめる気はありません。できるだけ近いうちに、どこかでもう一度お会いできることを楽しみに!

楽しいほう。
ターニーのアイデアで、4/24の#002では、「ねたあとに、」のミックスCD第一弾を希望者先着10名様に配布します。mixはターニー、ぼくはジャケットデザインをさせていただきました。
手塚マンガのキャラばりに鼻がでかくて、とある業界の大物のうさぎのキャラクターをパロディに使ったりするアブない男ですが、mixの腕は確かです。いや違うな。テクニックのことはぼくはわかりません(DJなのに)。でも魂は振り切っていることは確かです。方角はどっちかわかりませんが。
野球の「ストライク!」というのは文字通り、「strike」=「打て!」という意味だそうです。野球は守りのスポーツ、というのはウソなのです。バッターが、ボールを打ってこそ、ゲームが動くのだ!!
話が逸れましたが、ターニーはバットを振る男です。どのバットかは、知りませんが。ボールが当たるかは、知りませんが。でもバットを振る男を、ぼくは信じます。

  • では来週金曜日、音奏deBAR Black B-luckでお会いしましょう。


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*1:写真はハメコミ合成です(元は大塚愛フレンジャー」)。エイベックス発売ではありません

*2:ジャケットはこちら、クリックで拡大画像に。セットリストも確認できます

ナイトクルージング

ターニーです。
こんばんは。
先日「ねたあとに、」vol.001終了しました。
わざわざ来て下さった皆さんありがとうございました。
僕個人の意見ですが凄く気持ちのEEEEイベントになったと思います。

sakai氏のDJと僕のDJで出来上がったあの空間。
正直、気持ち良過ぎた。
今回は耳の肥えた音友が来ていた為、余計気持ちよかった。

sakai氏のDJは皆さん必聴です。
何だか水中に居るようで、それから優しくもあり時には攻撃的でもある声が
気持ちよくループされるような空間。
彼が産み出した文学DUB、1ファンとしておすすめします。

vol.001来れなかった皆さんは一度是非vol.002でお試しあれ。


文学DUBの産みの親=DJ SAKAI。民間療法は苦手

「ねたあとに、」vol.001終了

 ひとりぼっちではデモ行進とは言えません。私は淋しい気持ちになり、グラウンドと総合館の間をうろうろしました。背中に緋鯉、右手にプラカード、首のまわりには達磨の首飾りという賑やかないでたちですが、心の中には冷たい風が吹いています。陽が傾いてきていますから、なおさら淋しさは募り、私は人恋しくなりました。韋駄天コタツにいる樋口さんや羽貫さんやパンツ総番長さんに会いたいなあと思ったり、「象の尻」の女性に会ってお話がしたいなあと思いました。

  • sakaiです。↑の引用はさっきまでトイレで読んでいた、森見登美彦夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)という小説のなかの一節ですが、マウンドのピッチャーも、執筆中の小説家も、プレイ中のDJも、孤独のなかの営みには変わりないですが、どれもやっぱり、お客さんがなければ甲斐がないというもので、海のものとも山のものともわからないイベントの第1回に、足を運んでくださった皆さん、どうもありがとうございました。
  • ちなみに「ねたあとに、」というイベント名も、ある素敵な小説のタイトルから拝借していて、ターニーに「なんかいい名前ないですか?」とメールをもらった瞬間、たまたまその本を読んでいたのでした。その本はでも、ぼくが30年間で出会ったなかで、もっとも素敵な小説のひとつです。
  • イベント当日は、個人的には風邪で体調が思わしくなかったのですが、この夜が楽しくて、明けて土、日と少し元気になりました。
  • ターニーのDJはダンサブルだったりスペーシーだったりとにかく気持ちよかったので、次回からは体調を整えて、ぼくもがしがし踊ろうと思いました。
  • 自分のDJは、ひょっとして時間帯によっては、もっと音を小さくして照明も明るくして、ラウンジDJというか、ふつうのBGMとして聴いてもらって、まったり過ごしてもらってもいいかも、と思ったり。
  • これからも、盟友のターニー、イベントオーガナイザーのしんさく氏(Frontier King)とともに、よりよいイベントにしていきたいと思います。どうぞよろしく。


ジョン&ヨーコのWeddingTシャツを身にまとい、チャールズ・マンソンをあしらったレコード・ケースを担いできたアブない男=DJターニー。達磨好き。

告知#1

「ねたあとに、」Vol.001


Date_2009.3.27(fri)open20:30/start21:00 to Midnight
Place_音奏deBAR Black B-luck(Tel.0738-23-0888)
和歌山県御坊市湯川町財部217-2 サランバンてなんとはうす1F
Googleマップの地図へ
Ticket_free(要テーブルチャージ)
DJs_ターニー、Sakai
VTR Selector_ターニー

あなたの部屋で、
誰かの家(うち)で、
旅先で――。

馴染みの顔が集まって、
いつまでも続く夜のおしゃべり。
どうしても眠くって、
一足先に床についたあなたの耳に、
隣の部屋から漏れ聞こえる
ひそやかな笑い声――。

「やっぱりもうちょっと起きてよっかな。」

『ねたあとに、』は、
へらへらと真剣に生きる、
二人のDJによる、
そんなイベント(にしたいっ)です。

 ブログのタイトル画像にも入れているこれが、イベントの「マニフェスト」です。とはいえ、そんなおおげさものでもないですが。どんなジャンル、音楽というより、こんなふうな、リラックスできるイベントにしたいと思っています。実際に始めてみるまでは手探りですが、その手探りの様子も、このブログで伝えていけたら、と思っています。(Sakai)

音友

どうも、ターニーです。
最近やたらとお祝い事が続き、寿貧乏です。
みなさんはどうですか??

みなさんも、もし寿貧乏ならこのイベントは
Ticket_freeなのでオススメします。

この町で良質な音楽が好きな音友(オンユー)達で
創られる空間一度お試し下さい。

お酒が飲めないあなたでもきっと
フワフワ、キラキラ、ドロドロできると思います。

僕はDJ SAKAIの回してる時にきっとフワッフワッ病になるな。
そんでもってヘラヘラしてます。


ねたあとに、面白いことがあったら嫌だから僕は寝ない!!



音友(オンユー)
エイドリアン・シャーウッドが主宰するレーベル
On-U Sound Recordsからサンプリングしてます(笑)

Fishmans Night Osaka 2009

*1
 去る3月14日、フィッシュマンズという今はなき素晴らしいバンドの音楽だけを、一晩じゅう大音量でかけ続けるイベント、「Fishmans Night Osaka 2009」を、友人たちとともに開催しました。 
 99年にボーカル&ギターでソングライターの佐藤伸治さんが亡くなって、活動を停止したフィッシュマンズというバンドの素晴らしさは、どれだけ言葉を重ねてもぼくには語り尽くすことはできないので(というか、どんな素晴らしい音楽だって、そうでしょう!)、ここに無駄に言葉を重ねることはしませんが、人がその人生を託すに足る音楽であることは、間違いないと、思います。
 佐藤さんの死をきっかけに(全国で同時多発的に)始まった「フィッシュマンズナイト」、ぼくたちのイベントは今年で11回目、10年を数えます。そのあいだ、ずっとフィッシュマンズの音楽を好きでいられることに、感謝するような気持ちにさえ、なります。
 もう少し年長の、尊敬すべき音楽家細野晴臣さんの言葉。

 人に好かれて喜ぶっていうのが、ぼくにはよくわからないんだ。人に好かれて嬉しかったことってあんまりないんだよ。「自分が誰かを好き」っていうのは喜びだよ。でも、好かれて喜ぶっていうのは、よくわからない。自分が好きじゃなかったら、好かれることにはなんの意味もないからね。
細野晴臣分福茶釜』より)

 最近、友人のスギー・リトルバード氏(パタゴニアン・オーケストラという、御坊が誇る素敵な“呑んだくれ”バンドのボーカル&ソングライター)に借りて読んだ氏のインタビュー本の一節。
 何よりもまず自分が「好き」でいること、人に好かれてるかどうかなんて二の次で、ちゃんと自分が好きでいられるか、そのことがいちばん大事なんだ。そう言われている気がするのです。
 なぜなら、相手にどう思われてるかっていうのは、こちらではコントロールできない。あなたまかせ。いっぽう、自分の「好き」は、自分しだい。
 「自分の身に起こったことは、全て自分のせい」そう思い続けることができたら、幸せだろうな、ということを、ぼくは最近けっこう考えていて、“「自分が誰かを好き」っていうのは喜び”ということは、そのことに繋がる気がするのです。
 自分で好きでいるのだけど、好きであり続けることは、本当に自分でコントロールできるのか? たぶん、できないような気もする(さっきまでの話と、矛盾するみたいだけど)。けれど、それが10年、20年続いたら、やっぱり、喜びだと思うのです。自分ではなくて、その「好き」の対象に感謝したくなります。
 What a Wonderfull World!
 「ねたあとに、」でも、フィッシュマンズはたくさんかけるつもりですが、ぼくのDJはともかく、相方のターニーのDJは、誰かにとってのそういう「好き」の対象になると思います。ぼくが、請け合います。ほんとに。だから、お楽しみに!(Sakai)

*1:動画はフィッシュマンズ「いかれたBaby」Live in 1998